4月1日に文教大学の「東京あだち」キャンパスが開学します。新しいキャンパスは地域との共生、グローバルな視野、環境との調和を通じて持続可能な世界づくりの一翼を担うことを目指しています。この新しいキャンパスで開催される最初の学会が今回の国際開発学会第22回春季大会になります。この大会の実行委員長に任にあたりますことはたいへん光栄です。
今回の大会は、格差の拡大や一国主義の蔓延、さらにはCOVID-19 の感染拡大による移動制限措置によって、分断されてしまった世界につながりをとりもどすことを求めて、全体テーマを「ともに生きる 課題解決のために知識と経験を共有する Live together : Sharing Knowledge and Experience for better solution」とします。さまざまな問題解決のために学びを共有することの重要性が今ほど問われている時はありません。SDGsには途上国、先進国の区別はありません。先進国が途上国からも学ぶべきことがたくさんあります。このような立ち位置で誰も取り残されない世界をつくることとしたいです。共通論題セッションのテーマもこれに沿ったものといたします。また、往来が不自由な状況のなかで、どのようにつながりを維持発展していくかについて、学生が主体となって議論するプレイベントを検討しています。
皆様の積極的な発表ご応募、ご参加をお願いいたします。
国際開発学会第22 回春季大会実行委員会
実行委員長 林 薫 (文教大学教授)